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ネアンデルタール人 世界史小ネタ第8回

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ヨーロッパの人々は、ネアンデルタールという名前に特別なロマンと愛着を感じているようです。数年前、ヒマラヤの雪男こそネアンデルタール人の生き残りだ、というフィクションを翻訳もので読んだことがあります。Amazon.comで「ネアンデルタール」と検索すると、童話も含めて30余りの作品が出てくからびっくりします。

ドイツのドゥッセルドルフにネアンデルの谷と地元の人が名付けた石灰洞がありました。ネアンデルとはドイツ語Neumannのギリシャ語訳。かつてこの町に滞在したラテン語教師Neumannがこよなく愛した場所でした。

Neumannが去った200年後の1856年、この洞窟で、異常に傾斜した額と、盛り上がった眉をもつ頭蓋骨が発見されました。当のドイツの専門家たちでさえ「猿の一種だ」「くる病、関節炎にかかった人間の骨」「1814年にドイツに侵入したロシアコサックのものでは」などと言い出す始末。キリスト教的な世界観に縛られていた当時の人々にとって、古生人類の存在など想像すらできなかったのです。

 しかし、その3年後のイギリスで衝撃の話題作が出版され、わずか1日で1250冊が売り切れました。ダーウィンの『The Origin of Species』です。自然淘汰と突然変異で生物の進化を説明しようとした彼の作品は、必ずしも人類の起源について言及したわけではありませんが、しかし、ネアンデルの谷の遙か遠い昔の住人が、ひょっとすれば自分たちの古い祖先ではないか、という人々の想像力を解放するに十分でした。

参考にしました

ネアンデルタール人とは誰か
クリストファー・ストリンガー クライヴ・ギャンブル


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リンク

  1. フィクションとしのネアンデルタール人に触れています。
    http://www.trussel.com/f_prehis.htm
  2. フィクションとしのネアンデルタール人に触れています。
    http://sapphire.indstate.edu/~ramanank/
  3. ネアンデルタール人に関する総合リンク
    http://www.geocities.com/