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スコットランド 世界史小ネタ 第23回

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「仰げば尊し」「故郷の空」「蛍の光」。これらがすべて、スコットランド民謡だとご存じでしたか。イギリス民謡などといい加減に紹介されなかった点が意外ですが。サッカーやラグビーの国際ゲームになると、突然スコットランドやウェールズはイングランドとは別チームになります。ちょっとずるいですね。

正式には、1707年スコットランドはイングランドと統合し、ウェールズとともに「グレートブリテン王国」を形成することになりました(その後、北アイルランドも加わって今日の United Kingdom に)。彼らはアングローサクソンがやってくる前から住みついていたケルト人の子孫。北方に追われたのがスコットランド人、西方に逃れたのがウェールズ人、フランスに渡ったのがブリテン人(ブルターニュ)、と単純に覚えておけばいいでしょう。

統合のきっかけを作った女性は、16世紀のメアリー=ステュアート。スコットランド女王になったものの、結婚、離婚を繰り返し、祖国を追われてイングランドの庇護を求めます。彼女はここでアン=ブーリンの子エリザベスに代わってイングランドの女王への野心を持ったようです。そこを見抜かれたのか、エリザベスによって処刑。でも、逆にエリザベスはこのことに負い目を感じていたのか、遺言状で自分の後継者にメアリーの子ジェームズ(後のスコットランド国王)を指名します。ステュアート朝の誕生です。激しい議会との対立の後、王朝最後の女王アンのとき、統合が成立しました。

1997年、ブレア内閣の地方分権化政策のもとで、1707年以来閉鎖れされていたスコットランド議会が復活しました。注目された第1回の総選挙では、分離独立派のスコットランド国民党を押さえて、労働党がかろうじて第1党を占めました。しかし、分離派が過半数を占めれば独立、というレールが敷かれことはたしか。はたしてスコットランド独立の日は来るのでしょうか。

参考にしました

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リンク

http://freespace.virgin.net/davie.wilson/
スコットランド史

http://www.scotshistory.org/index.asp
スコットランド全般

http://www.clair.nippon-net.ne.jp/
分離独立問題の最新レポート。日本語