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グラディエーター 世界史小ネタ 第19回

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Russell Crowe主演の「グラディエーター」は、哲人皇帝マルクス=アウレリウスの晩年を描いています。これまでも「シーザーとクレオパトラ」「ベン=ハー」など、ローマ時代を映画化した作品は多く、調べてみると「Caesar」の名が入ったタイトルだけで29本もありました。不思議なくらい欧米人はローマが好きなんですね。

gladius とは短剣のことで、gladiator とは剣闘士のこと。「剣奴」などとも訳されます。彼らはコロッセウムの5万の観衆の前で「真剣」勝負を演じました。市民たちの慰めものとして皇帝などが主催したイベントですから、残酷、かつ刺激的なショーでなければならかったのでしょう。

いったいどういう人たちがグラディエーターになったか。多くは戦争の捕虜や犯罪者たちでした。彼らは厳しい訓練を受けて拳闘士としてデビューを果たしました。あまり有能でない、つまり見せ物にならないような犯罪者はときには素手でライオンと戦わされてその餌にされたようですが。女性がこのショーに出ていたという珍しい記録も残っています。

グラディエーターはある意味で貴重な財産でもあったわけですから、殺される直前にストップをかけ、次の試合にもう一度使うといった選択肢もありました。だいたい一日の試合に18人が出演したとして、半分は勝者、9人の敗者のうち生かされたのは6人で、残る3人は実際に死んでいった、そんな割合だったようです。

勝ち続けてヒーローとなった成功者は解放され自由の身となりましが、しかし、あえて「職業」として舞台に立ち続けた人も結構いました。一度味わった大観衆の熱狂が忘れられなくなってしまったとしたら、どこか現代スポーツに通ずるものがありますね。

参考にしました

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