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アラジンのふるさと 世界史小ネタ 第11回

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『千夜一夜物語』の中に、『アラジンと不思議な魔法のランプ』という話がありますね。このアラジン少年はいったいどこの国の仕立屋の息子として描かれているかご存じでしょうか。たいていのかたは、トルコ、インド、アフリカぐらいを想像されるのではないでしょうか。

でも、実はアラジンは中国の町の貧しい少年として登場してきます。彼はモロッコの魔法使いを退治して、ランプの魔神と指輪に助けられて莫大な富を手に入れます。

泉州は台湾島のほぼ対岸、当時ジャンフーという名前で呼ばれた港湾都市でした。宋代、元代にわたって市舶司が置かれ、江南の玄関口の役割を果たしていました。大勢のイスラム商人たちが出入りし、一種の外国人居留区が形成されていたようです。なんとなくアラブ系を連想させるアラジンという名の商人の一人や二人が実際に住んでいたとしてもなんら不思議ではありません。

ペルシャ人女性シェラザードが、王様(カリフ)に殺されまいと(この王様は一夜をともにした女性をすべて殺してしまうというとんでもないヤツ)、連日連夜聞かせ続けた寝物語。シンドバットはインド人だし、アリババはアラブ人ですから、なんとインターナショナルな物語なんでしょう。当時のイスラム世界の広がりを、これほど雄弁に物語る資料はありませんね。

参考にしました

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リンク

  1. アラビアンナイトの英訳です。アラジンがどこに住んでいたのかすぐわかります。
    http://www.geocities.com/
  2. イスラムの歴史、文化へのリンク。中国におけるイスラムの記述も。
    http://islam.org/Culture/
  3. 上のサイトのホームです。現代イスラム世界に触れることができます。
    http://www.islam.org/